お知らせ

3. 子ども達と里山

昔、里山はよく知られているように人々の暮らしの一部にありました。燃料林であり、きのこや山菜が食卓を彩りました。
「この辺はきのこがしっかり生えて、おれら裸足で走り回っても危なくなかった。」
と言われるように、薪や柴を取り、ごうも掻き、人の暮らしにとって山は生きていました。そのほとんどが今は藪になっています。
今、使われなくなった木は朝明の山でもカシノナガキクイムシによって楢枯れを起こし問題になっています。

藪になった2haの山を借り、森の風ようちえんを卒園した子達を中心に「森の風しぜん学校」を始めました。
目標は「きのこの生える山に戻す」です。
木を切り、所々に自分達の基地を作り、広場に東屋を作り、釜戸でご飯を炊き・・・少し前の生活の真似事をしています。

子ども達は自分達で考え、一緒に作業し、ご飯を作ることで自分の居場所を作り出しています。
子ども達がこの森の中でご飯を炊いたり、焚き火をする度に森の中の枯れ木や落ち葉が使われ、切り出した木も薪になります。
すると森の中に陽が入り、風が通りだし、きのこが生え、イワカガミが花を咲かせそれまで眠っていた草木の種が目を覚まし始めました。
それと同じように森は子ども達の感性を刺激し眠っていたDNAを目覚めさせます。

やってきた子ども達は吸い込まれるように森の中へ入りかしら遊びを作り出し、木に登り、岩の上に座り、鳥の声に耳を澄まし、昆虫を見つけ・・・それらは芸術や科学や学問、宗教の種として子ども達のからだに刻み込まれていきます。

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